ラーメンどんぶりの内側の模様の意味ってなに?

食べ物
この記事は約3分で読めます。
スポンサーリンク

〜 ラーメンを食べる二人 〜

イトウくん
イトウくん

ラーメン美味しいね!

オニリーマン
オニリーマン

そうだね~!

やっぱ醤油ラーメンは最高。

イトウくん
イトウくん

いつも気になってたんだけど、

この赤の四角い渦巻きってなに?

オニリーマン
オニリーマン

それは雷を図案化した柄。

ラーメンどんぶりの模様は・・・

古代中国人が好んだ図柄を集めたもの

みなさんが大好きなラーメン。

そのラーメンのどんぶりの内側に描かれている、あの赤い四角い渦巻きはなんでしょう。
迷路のようにも見えるし、はたまた角張った雲にも見えなくはないですね。

このどんぶりに描かれた模様は「雷文」というものです。

雷文の起源は、中国・殷(いん)の時代(紀元前1500年〜1000年)で、その当時の青銅器によく見られる模様です。

雷文は稲妻をあらわしたもので、中国人は雷光や雷鳴は天の意思をあらわすものと考え、おそれ崇めたそうです。

つまりラーメンどんぶりの模様は、中国人が崇めた雷を図案化したものなのです。

ちなみにラーメンどんぶりなどの器に描かれた他の図柄も、それぞれ意味があります。

「鳳凰」の図柄は、古代中国で最も高貴で幸運を招く空想上の鳥を描いたもの。

「龍」の図柄として描かれているのは、天帝の使者として古くから崇められた空想上の動物です。

この龍の図柄はその昔は皇帝以外は使ってはいけない紋章だったので、龍の爪を4つにすることで皇帝の紋章と区別したそうです。

「双喜紋(そうきもん)」は、喜という文字が2つ並んだ図です。

こういう文字が中国にあるのかと思いますが、これは新郎新婦が並んで喜んでいる姿を文字化したもので、本来は結婚式だけに使われるマークみたいです。

これらの図柄がなぜラーメンなどの器に描かれるようになったのか、いつ誰が描きはじめたのかは不明だそうです。

そもそも中国にはラーメンという料理はなく、ラーメンは大正時代から東京で食べ始めたものなので歴史ある食べ物ではありません。

おそらく「中国風の器にしたい」と考えた当時のラーメン屋さんがこの模様のどんぶりを生み出したのではないでしょうか。





コメント

タイトルとURLをコピーしました