イトウくん
パクパク。
お寿司おいしいね。
オニリーマン
こんな美味しい物がある人間界が羨ましいよ。
モグモグ。
イトウくん
でもなんでお寿司は1皿2貫なの?
それは元々大きくて食べにくいから2つに分けたから。
お寿司が2貫で1皿の理由は…
元々大きくて食べにくいから2つに分けた
高級寿司店でも、庶民の味方の回転寿司に行ってもお寿司は一皿二貫(2個)が普通です。
でもよく考えるとひとつ注文した料理が、ふたつ出てくるのはお寿司意外ありませんよね。
ではなぜ、お寿司は二貫で一皿なのでしょうか?
現在私たちがよく口にするお寿司が生まれたのは江戸時代です。
その当時は、現代のように注文してから作るのではなく、街角の屋台に江戸前の海で獲れたばかりの魚が酢飯の上に乗せられた寿司が並んでいるのが普通でした。
当時の価格にして一貫あたり四〜十文(現在の価格で約10〜30円)で、私たちが口にしているお寿司よりもかなり大きく、小ぶりのおにぎりくらいの大きさでした。
ところが生魚の中には簡単に噛み切れないものが多く、この大きさでは食べにくいということで、幕末から明治時代に入るあたりになると、ひとつのお寿司を半分に切って出すようになりました。
これがお寿司が二貫で一皿になった理由といわれています。
とはいうものの、最近は一貫ずつ出してくれる寿司店も少なくなく、大阪には三貫ずつ出してくれる店もあるそうです。
ちなみにお寿司はカウンターに出された時点で完成されている料理なので、小さく切ったり半分にして食べるのはマナー違反みたいです。
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